語り「今宵開かれし晩餐会 物語の主人公であるカノンは演 奏会の楽団員として会場に招かれた 彼女は『赤眼の魔曲師』という 異名を持つバイオリン弾き 闇払いとして最高位のセラフの 称号を持つ少女であった そう、民は圧制の背景に 王が何者かに取り憑かれている のではと疑い始めた そこで、最強の闇払いであるカ ノンを雇い 楽団に紛れ込ませたのである
それでは始めさせていただきま す」
～カノン演奏中～
王「ぬ、ぬううう…この音色…頭 が…おい誰か、演奏をやめさせろ！」
語り「こうして戦いの序曲は敗北に終 わった。首謀者とされる者たちはみな 処刑され そしてカノンもまた牢獄の中で 己への実刑を待つだけの身となったの であった」
語り「震える牢獄で実刑の時を待つ彼 女を救ったのは ベラという王国楽団のヴィオラ 弾きだった」
ベラ「あの王は狂っている、誰かが止 めなくては 私は、あんたみたいな強い闇払 いが訪れるのを、待ってたの！！！」
語り「ベラの助けを借り、脱走に成功 したカノン やがて二人は、カノンの師であ るゴーゴンの元を訪れ、 暴君の行いは全て宝具の呪いに よるものだと知る そしてその所有者を悖るには 演奏者の身を守る仲間 宝具の 力に匹敵する武器 この二つが必要だと知る まず一つ目の仲間を求め 過去の大戦で活躍した英雄 傭 兵バーンが居るという グランディアスに向かうので あった…」
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